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プレイルームという場所

入院病棟にはプレイルームという、医療行為を行わない子供が安心して遊べる場所がありました。

治療による痛みや苦痛を伴うつらい経験は子供の心を傷つけます。この部屋は子どもを癒し、本来のその子らしさを存分に取り戻せる部屋です。治療中の子どもにとって遊ぶことはとても大切なことなんだそうです。



大学病院のCLSさんの説明を見たい方はこちら・・・(勝手にリンク貼り中)プレイルームのほかにも、CLSさんのお仕事、プリパレイション(遊びを通した医療行為への理解)、家族支援など多岐にわたる説明があります。年齢に応じた子供に対する処置の事前説明、処置、手術室への付添。愚痴の聞き役。何から何まで、CLSさんがいてくださって本当に助かりました。
http://www.medic.mie-u.ac.jp/pediatrics/clp/index.html

また、同年代、異年齢の子どもと一緒に遊ぶ経験は入院という一般社会とは隔絶された特殊な環境ですごすこどもの社会性をはぐくむ場としても役割があるんじゃないかな?と。時に熱くなって喧嘩に発展してしまうお子様同士もやり取りをそばで見ながら私も感じました。同じおもちゃで遊びたがった時、ゲームで負けたとき小競り合いが起こることもあったけれどそれは一般社会にいる子供にとってはごく自然の事。

基本的に、ここには医師や看護師さんは医療行為目的には絶対入ってこなくて。チャイルドライフスペシャリストさんと子供たちの領域です。あとお付き合いに母親もいたり。うちは入院当時はおちびで、ほっておくと何やるかわかんないとこがあったので常にマンツーマンでしたが、中学生や小学校高学年くらいになると、それぞれ、子供のみとか母親のみ漫画読みに来たりおしゃべりにきたりということもあるようです。

たまに看護師さんは点滴の閉塞でアラームが鳴ってナースコールした場合に入ってきてくれたり。遊んでいて部屋にいなかった場合に簡単な話しを伝えに来たりということはありました。
もし医療処置がある場合は一度、部屋に戻るように指示がありこの部屋では基本的に治療行為はありません。





利用者の際の簡単なお約束事項なんかもあって。

おむつ替えはしない
飲食はしないとか・・・
まあごく基本的な。
プレイルームに来れるのは白血球が1000以上ある状態の時です。1000を下回ると感染予防のために部屋から出れなくなります。

利用できる時間は決まっていて、確か朝6時だったかな・・・から夜11:00と割合長く。
私はこの時間以外にも夜中テンテケが夜泣きで大部屋に居辛いときにテンテケ抱っこでゆさゆさしながら利用したことが何回かあります。

入り口に、
点滴用の延長コード
点滴台のキャスターが汚れているので、点滴台を置くためのビニールシート
が置いてあって、点滴が三個以上ついていてもこれのおかげで充電を気にせず、この部屋で遊べるわけです

輸液ポンプを三個もつけた点滴台はかなりの重量なので、先にいる子どものお母さんが室内への入室の際の段差を持ち上げてくれたり、退室の際片付けたりお互い協力したりする風景も。

moblog_c0e3e2aa.jpg
旧病棟のプレイルームです。今はもう新病棟に移ったので使われていません。広々。

プレイルーム大工道具
同室のおにいちゃんたちと20110107
プレイルームデビュー20100831
入って左側の棚は、絵本、児童文学、漫画もずらーり。
気に入った本は各自のベッドに借りて持っていったりもできます。漫画のみ、貸出ノートに記名必要。
幼児ようにロディやら足けり車も複数台。人口密度が低いときは乗り回してました。

チャイルドライフスペシャリスト20100802
プレイルームに行けない間は、たまにチャイルドライフスペシャリストさんが部屋までおもちゃや工作とともにやってきてくれる。大きい子だとカードをつかうゲームや将棋なんかもしてもらっていた。


あとイベントなんかも。知っている限りでは、バイオリンコンサート、プロのマジシャンの手品ショー、クリスマス会、アニマルセラピー、GTレーサーとのふれあい会とか・・
大学生のサークル主導のクッキング、ゲーム大会、工作(ハロウィンの仮装行列の衣装づくりなど)
CLSさん主導で、季節行事の七夕の短冊づくり、お絵かきとか、手芸とか書道なんかもやってました。

ともかく、楽しくてわくわくして、癒されて、そういうことがいっぱいの空間になっています。
病棟クリスマス会お医者さん20101221
クリスマス会で踊る先生たち(忘年会ネタらしい)
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家族付添許可願の書類

小児科の付添は病院によっては家族は一緒に病棟に暮らさず、面会時間が過ぎると家に帰宅して、あとは看護師さんやスタッフがする病院もあることをネットなどで知りました。
うちが今まで入院した病院は二つとも家族が24時間付添いをして子供を世話するスタイルの病院です。

恐らく、両者ともにメリット、デメリットがあります。
どちらがいいとは言えません。郷に入れば郷に従うというところです。


入院中、二週間に一回、提出しなければならなかった書類「家族付添許可願」という書類がありました。
これです。

moblog_688cfe84.jpg
付添者の名前、年齢、性別、間柄
付添理由にチェック。





規則だし、毎回ハイハイという感じで書いていましたが、ずーっと疑問に思っていました・・・


「付添許可願」って名前どうにかならないの??

・・・「付添申請書」「付添登録書」ならまあ、納得できる。こちらも好きで家庭生活や兄弟を犠牲にして一緒に入院してるわけじゃないわけですよ。

そりゃ・・・付き添いたいという気持ちもあるしお世話したい気持ちもある。
けれど、体温測定、体重測定、おむつの尿量計測、清拭、陰洗、食事介助、グレーゾンのナースの仕事。私は学生時代、看護実習でこれらのお世話を患者さんにさせていただいていました。

スタッフの仕事の半分を親や祖父母が肩代わりしているという面があるのに、人件費に貢献している面もあるのに「許可願」とこちらからお願いしている書類を強制的に書かされるというのは大変疑問でした。しかも二週間に一回必ず提出しなければならない。

特に状態の悪い2クール強化療法の時はあやしたり抱っこばかりで、書類を書くだけでも一苦労。心穏やかには書けませんでした。だって24時間私たち家族はろくな睡眠もとれず、お世話に戦っていたのです。スタッフは検温、点滴のチェックなど一定時間に入室するのみ。もちろん、たくさんの患者さんがいるので点滴の管理だけでもものすごく大変なのはよくわかります。




病院には一般社会からすると不思議なシステムがたくさんあります。自由度の高い刑務所と感じることもたびたびあるのは小児科と言わず、入院経験がある方ならご理解いただけるのではと思います。
そして患者はつつがなく入院生活を終えたいので、口には出さないのです。退院したら言おう・・・と。

病院食

入院中は治療が大変で、いちいち毎日のご飯の内容を気にしてなかったのですが、退院して物珍しくなってきたので、今回、写真をとってみました。


ITした直後の昼食はカレーライスだったのですが、病棟に上がったのが、すでに14時。テンテケが食べたがらず、昼食が出される12時から二時間経っていたので、(病棟では生禁止の子供は二時間以内に食べるという規定)衛生上の問題もあり看護師さんが下げてくれました。

昼食は基本的に定食セットなのですが、たまにカレーライスやラーメン、うどんなど麺類が出ます。

朝食(翌日)
moblog_c7e1ded3.jpg
朝食(パンとご飯と選択可能。パンだと食パンと各種ジャムになります)
牛乳、切り干し大根、卵焼き、なめことわかめの味噌汁、白米


夕食
moblog_ec5a9223.jpg

魚とさつまいものホイル焼き(醤油風味)卵豆腐、がんもどきの煮物、白米
サツマイモはハート型に型抜きしてありました

たぶん今回は短期の入院なので食器が大人用ですが、入院中はかわいい幼児用の食器(絵本のしろくまちゃんのホットケーキの柄)で出ていました。

味噌汁のみそは赤みそ、合わせみそ、白みそ?など日によって変化をつけてあったり、飽きないような配慮がされています。味も久々に食べましたが、おいしいです。

でも・・・病院食しか食べれない環境が続くと結構飽きてきます。とくに抗がん剤治療で気持ち悪かったり、口内炎ができたり、味覚が変わるので病院食はほとんど食べず、冷凍食品や店屋物などほかのものを食べている子も多かったです。

入院中の生活

入院生活のことを振り返って。

体調により日々まちまちでしたが。当時二歳で一人遊びが好きなテンテケの一日は大体こんな感じ。


5時 逆流採血 
白血球低いときはほぼ毎日。
夜勤の看護師さんが子供が起きないようにこそっと行う。(ご苦労様です)・・・が、たまに起きて泣くことあり
7時  起床 
末梢で採血の時は朝起きてから駆血帯で縛って逆流採血。 
放送が入ります。牛乳屋さんが病棟入口まで移動販売に来る。たまに買ってみたりする。
8時  朝食配膳 
10時 おやつ配膳
小児科病棟なので幼児食までは午前午後におやつが出てきます。

蒸しタオルが処置室前に使える状態でスタンバイされている午前中のうちに、親が各自ビニールなどに入れて持っていって行う。ベッドで清拭陰部洗浄(おむつの上でボトルシャワー)を済ます。この時間できなくても冷たいおしぼりを電子レンジでチンしたり自由にいつでもできます。
状態がよいと医師からシャワー許可(一親子30分枠)がでますが、テンテケがCV感染を起こしやすかったので親も用心して消極的だったし、清潔に関しては清拭の期間のほうが圧倒的に長かったです。髪はないので拭くだけシャンプーいらず。

処置があったり、個別に来る病棟長、担当医師の診察があったり、当日受け持ちの看護師さんの検温があったり、なんだかんだと訪問者があり、過ぎていく・・・


白血球がたくさんあり、行けるときはプレイルーム行ったり
白血球が低いときはたまにチャイルドライフスペシャリストのお姉さんがおもちゃと一緒に来てくれたり。
火曜日シーツ交換が業者のおばちゃんたちにより行われる。放送が入り、ベッドの上をお片付けしておく

12時 昼食配膳
14時 そうじのおばちゃんが部屋に掃除に来てくれる
(テンテケも小児科病棟担当のおばちゃん大好き。笑顔に癒される)

午後の検温
月曜日と木曜日に教授回診が午後にある。昼寝中だったり寝かしつけ中だったり、上の先生から研修医まで大勢医師が部屋に入ってくるのでるのでお昼寝世代にはありがたくない時間帯。しかも時間不規則。起きてご機嫌な時は教授に遊んでもらったりしてうれしそうだったり。
同室のお兄ちゃんたちは賢いので白血球が高く部屋から出れるときは回診の間はプレイルームに逃げてました。
テンテケの昼寝すると急いで予約を入れて母親が別階の小児科付添用のシャワーに行く時も。(一人20分枠)コインランドリーで洗濯したり、超特急で一人でコンビニ行ったり。もちろん、起きても落下しないようベッド柵は上げて。


15時 おやつ配膳 
市販のボーロ、ジュース、調理したカップケーキ、ミニたい焼き、ジャムパンなどなど
白血球が1000越していたらプレイルームに行ったり、一階のローソン行ったり。
1000以下では部屋から出れないのでベッド上でままごと、DVD、絵本など


18時 夕食配膳
外病院に行ってなければ担当医師が来てくれることが多い。

20時 下膳
(テンテケは食事に最低一時間はかかる) 歯磨き 当直の先生が各ベッドに様子見に来てくれる。病棟長の先生も帰宅前に各ベッドに回って来てくれることが多い
21時 消灯
ステロイドしているときはシリンジポンプで一日のうち四回目?のステロイドも入れる。寝かけたとき終了のアラームピーピー。次のステロイドは翌朝早朝6時くらい。


■小児病棟という特殊な環境で恩恵もあります

プレイルームは23時まで使用可能なので大きい子供はうちのようなおちびとはまた違った病棟生活のようです。
テレビゲームもあり漫画もあり、本もあり。おもちゃもあります。うちより少し年齢が高いとゲーム人気が圧倒的でした。


医学系の学部のサークルの学生さんがちょくちょくイベント(クッキング、工作、ゲーム大会など)をしてくれるので、白血球が高い状態の子供はそれに参加したりもするようです。クッキングに参加できなくてもあとで、ホットサンドイッチやフライドポテトなどその日に作った料理をベッドまで持ってきていただいたりしました。

月一回、名古屋の会社からホスピタルクラウンの人たちがボランティアで来てくれて手品をしたり、バルーンアートをくれたり、たのしいおしゃべりをしてくれたりします。(いでたちに怖がる子供もいますが)

単発で時々、有志のバイオリンコンサートやプロの手品師が手品ショーをしてくれたり、GTドライバーや中日の野球選手の慰問があったりもしました。

あと、ホスピタルクラウンよりバルーンアートの腕前がすごいという噂の、医学部学生さん(小児科希望)のバルーンアートは好評でした。


オレンジ部屋テンテケ区画紹介

大部屋でのテンテケの区画20101115

部屋の入り口のドアの所に色が付いていてテンテケのいた部屋は通称「オレンジ部屋」「男の子部屋」と呼ばれていました。テンテケは入り口にぜんまい侍の折り紙が張ってあったので「団子部屋」と言ってました。


6人部屋です。うち長期入院の子供がだいたい四つ角の広めのスペースに入ります。真ん中は狭いので大体短期入院の子供が入ります。
テンテケは窓側の入って右側のスペースが固定位置に。


名古屋の義父が不自由な体をおして車でお見舞いに一度来てくれたとき、祖父母は入れるので病棟内に入りましたが、口数が少ない義父の第一印象の一言は、


「狭いな・・・」


・・・そうです。我々は半年もいるので慣れざるを得ないので、まさに義父の言葉が世間感覚の端的な表現。狭いのです。




長期入院では、いかに限られたスペースで親子ともに快適に暮らすかが重要になってきます。
ベッド、テレビ台、パイプ椅子が病院の備品です。
家はこれに主人がパソコン仕事をするためもあり、

折り畳みベッド(私は大体添い寝でしたが、テンテケの寝相がわるかったり、主人はゆっくり寝れないそうで)
折り畳み机        画面奥の白いやつです  
キャスター椅子      腰の痛い主人の愛用
プラスチック製品の収納棚 入院中の記録書類や本、ミルク食器類など細々とした生活雑貨を入れたり。

を持ち込んでいました。


各家族、PCを持ち込んだり、プラスチック製の衣類収納ケースを置いたり、床にクッション素材をひいて簡易座敷をつくったり、折り畳みベッドや椅子など・・それぞれに狭い区画に工夫をして暮らしていました。
うちの部屋はまだ子供が小さめなので添い寝もできる年齢ですが、もう少し大きいと添い寝が苦しくなってくるので、親用に簡易ベッドを置いてる率が高かったです。

パイプベッドと布団はは病院でも日割り計算で有料で貸してくれますが、使っている人に聞いてみたら、あまり寝心地は良くないということ。スペース的にもうちの区画の空きスペースの幅にはきつそう。で、結局、自分でネットでなるべく軽く、幅の狭い物を探して買いました。




プロフィール

テンテケママ

Author:テンテケママ
東海エリアに住む主婦
写真のクマさんはテンテケ入院中の同志です。

子供たちが成長してきたため、写真など個人情報を多く含む記事は閲覧制限かけました。親しい方で、パスワードを連絡希望の方は下記のメールフォームからのパスワード照会をお願いします。

他の小児ガンの家族と情報共有するため治療関連の情報は変わらず公開しています。

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